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QOLラウンジとは?
QOLラウンジでは、人が人の生活の質(QOL)を維持・向上させる お手伝いをコンセプトにサービスを提供しています。 人の生活に欠かせない3要素(お金、健康、活動)を基に、サービスと商品の開発を行い、お客様の生活にお金、健康、活動に関わる安心と安全をお届けします。
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お知らせ
*人の生活の質を科学してビジネスの質を高める研究会です。
2002年にダニエル・カーネマン博士が行動経済学でノーベル経済学賞を受賞しました。経済は人の行動が大きく影響していているのが所以です。QOL応用ビジネス研究会では人の生活が影響する経済を研究することで、経済的な効果を分析します。脳科学や行動経済学のように、QOL(人の生活の質)を科学することが今後のビジネスには不可欠になります。
QOL応用ビジネス研究会資料
研究会ブログ - 最新エントリ
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最新エントリ
2008/10/22

執筆者: shino (2:55 am)
安心感をもてる生活環境とはどんなものなのだろうか?
ⅠではQOLを捉える概念として健康・経済・社会関係をあげた.この3側面に当てはめて安心感について考えてみよう.健康は,伝染病に感染する危険や深刻な疾病に侵されない,さらには罹病しても薬や治療してもらえる病院があることなど.経済は,日々生活していくだけの収入,高齢期も含めた将来的な貯蓄が確保されていることなど.まずは現在および将来,最低限に生命を維持していく為の事柄があげられる.
社会関係についてはどうであろうか?どんな社会関係に囲まれれば人は安心を感じるのだろうか? 社会関係の捉え方は,人数や接触頻度などの構造的側面と,その相手との間にやりとりする関係(支援:用事を頼む,相談など)について問う機能的側面に分けられる.これまでの研究では,高齢者を介助や介護の必要な存在として捉え,これに関する部分に関心が集中しがちであった.しかし,現在および将来の介護が保障されていることだけで安心感は高まるのだろうか?(介護については,担い手として期待される配偶者や子どもにとっても重要な問題である)
今月15日は2ヶ月に1回の年金支払い日であった.詐欺などの犯罪防止のために,銀行のATM前には警察官が立ち注意を喚起していた.役所の職員が1件1件高齢者宅をまわったという話も聞く.だが,オレオレ詐欺などの被害に会う高齢者は後を絶たない.これは,夫婦や親子といった親族間の関係だけでなく,10日間誰とも話をしていないなどの社会的孤立が生み出した漠然とした不安が原因と言えるのではないだろうか?
親族以外にも,悩み事を話せる,一緒にいてほっとするなどという相手がいれば,当然こういう事件は少なくなるはずである.だが,いきなり親密さを伴う関係を築くのは難しい。。。。。特に,職住分離が進んだ都市部に住む高齢者にとっては.だが,名前も連絡先も知らない,毎朝,同じ道路ですれ違い挨拶を交わす,毎週スポーツクラブで見かける世間話をする,こんな馴染みの関係が,実は日常の安心感の正体なのでは?
などと,15日13時のATMで感じた
2008/10/13

執筆者: navelorangemiki (12:44 pm)
人の恒常性(体の環境を安定した一定の状態に維持する機構)は健康と密接な関係が在り、健康の維持とは生体の恒常性の維持と言っても過言ではありません。逆に、健康を損なうことは生体の恒常性維持機構が正常でない状態なので、異常な血糖値や血圧を維持できない状態です。つまり、各個人が自分の恒常性を良く理解して各自の恒常性を主観的に見れたり、定量的に知る事ができれば理想的な健康管理が可能になります。

人の生活様式は技術の進歩とともに発展してきましたが、人の順応力はそのスピードに追いついていない側面があると同時に、技術の向上が限界に達し始めている一面が我々の生活に現れ始めています。例えば、プラズマテレビなどの優れた製品の登場で、我々はよりリアルな映像を自宅で楽しめるようになりました。これは映像の再生技術が格段に向上したからですが、更に優れた再生技術が可能になっても人が知覚する事ができ場合はどうなるでしょう。つまり、人が製品の質の差を理解できない状態です。テクノロジーが人の知覚できる質を超えて製品やサービスに応用された場合、利用されているテクノロジーは直接的には消費者に理解されません。つまり、新しいテクノロジーを利用して、人が知覚できない質を有している場合に、人はその新しい製品に金銭を払うことに違和感を覚えてしまいます。技術の水準が人の知覚できる質を上回ると、消費者のニーズは弱まり、当該技術の向上は求められなくなります。万民が愛するテレビ自体にはもうこれ以上の高度な技術を求めず、消費者のニーズは別方向に向くことが予測されます。

工学的な技術よりも、製品がいかに利用者の望む仕様に変質するかの仕組みが求められているように思えます。この方向性を分析すると、先進国の国民の意識が生活スタイルや健康に基準が移りつつある現在では、製品に「QOL(生活の質)」を組み込める技術が最も必要なのかも知れません。

つまり、本章①②で考察しましたように、主観的な“QOL”を如何に定量化させて製品に組み込むことができるかが鍵になります。

この製品は単に「扱いやすい」とか「気持ち良さそうなもの」とは異なり、ユーザー個々に合致した“価値”が存在するか否かに関わります。ここで言う価値化とは、例えば「ワ」では単なる文字、「ワイ」では想像が広がり、「ワイン」と告げると一瞬で情報が具現化される価値化です。更に(高級ワインである)“ロマネコンティー”と聴くと人は高額な金銭価値を考えます。つまり情報に一定の量と形を与えると人はそこに価値を形成し金銭との近似が生まれるのです。

近年「インターネット」をビジネスに活用することが一般化しましたが、インターネットのない時代(ほんの20年程度前)のビジネスが劣悪であったでしょうか。PCを使わずに仕事をしていた時代がつい最近まであり、電話すら無い時代にもビジネスは確かに存在していました。確かに技術の進歩によりビジネススタイルは大きく変化しましたが、それを利用する「人のカラダ」は果たして変ってしまったのでしょうか?

製品やサービスは人の生活様式に応じて変化を続けていますが、それを利用する人自体が変わってないために製品との乖離が急速に拡大する可能性があります。カラダに優しい商品は環境に適合するだけではなく心身に適合することも重要な要素です。

次世代では、製品やサービスは人の「QOL」を基に開発され、テレビや自動車はテクノロジーよりもそれを利用する人の価値観に則したものが求められる時代に来ていると考えます。

そこには、「身長」「体重」や「血液」等の単体情報だけではなく、利用する人の運動能力・精神状態・DNAなどを含めた「生体情報」が製品に同化し個人の「生活の楽しさ」に繋がることが基本となり金銭との近似が可能になります。

この生体情報の評価方法が応用されると衣類・食品・住居・旅行・電化製品・自動車・エンターテイメント・金融・保険などの多くの商品が「快適」になるはずです。

QOLテクノロジーとは人と万物とのコミュニケ-ションを可能にし、利用者(ユーザーや消費者)の状態をある程度の精度で製品、サービス、生産者、提供者に伝達できる仕組みで、QOLビジネスとはQOLテクノロジーを軸に広がる 新産業プラットフォームとQOLテクノロジーを基に広がる産業とサービス全般を総称しています。
2008/10/01

執筆者: navelorangemiki (7:28 pm)
近年ナノテクノロジーやバイオテクノロジーに対する期待が高まり、経済的期待感が一人歩きすることがよくあります。この不明確な期待感とは産業革命以降に人類が共通の認識としてきた技術の進歩とそれによって具体化される「もの作り」が経済的な潤いを開発国にもたらすサイクルが空回りしている現象が要因にも思えます。つまり、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーの研究開発が直接経済と結びつきにくいので、それらの技術開発による経済効果が分かり難いのが実態です。投資ファンドなどによって集められた資金が技術開発に投下され、技術開発が成功しても開発された技術によって社会が恩恵を受けるまでに必要な時間よりも投資ファンドに利益を還元するプロセスが先行してしまうのが近年の傾向です。その為、技術開発によって「ものの価値」を向上させるのではなく、技術開発によって投資ファンドの資金供給力が向上するサイクルに変わってきています。日本が隆盛を極めた高度技術成長による高度経済成長にある種の歪みが生じ始めていて、技術開発の効果が直接的に経済へ反映されるプロセスが複雑化してしまい、金融工学や神経経済学のように「もの作り」とは直性関係しない派生的な経済が「ものの価値」に大きく影響し始めています。ここで注目したいのは、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーが特別な性質を有していて、従来の社会的雛形には適していない点です。ここではバイオテクノロジーに限定して述べることにしますが、この歪みは「情報量」と「情報の性質」の変化に起因していて、先進国が国際戦略を定義する上で欠かせない要素に成り得ます。言い方を変えると、超情報量と情報の性質利用による「価値化」をいち早く構築できる国が国際戦略で有利な情勢になり、そこから産業化を進める社会的なインフラが重要になります。話を戻し、バイオテクノロジーが直接経済と結びつき難いのは研究開発から得られる情報がメガバイト級では不足していて、最低でもテラバイト級(テラバイトはメガバイトの100万倍)の情報加工が必要で、情報の量に加えて異なる形(種類)の情報として時系列情報の加工も必要だからです。例としては、細胞の情報は逐一変動していて、ある瞬間だけの細胞情報だけでは情報の価値化(ビジネス)になりません。近年の傾向として、情報の量だけでは情報が価値化(ビジネス化)し難く、情報の量に情報の形を上手く設計することで、得られた情報の価値化(ビジネス化)が成されています。
さて、本題に入りますが、科学の発展とともに人類が扱う情報量は肥大化していますが、人類史上最も複雑なカラクリのスペースシャトル以上の「もの」は製造できないと言われています。車には約3万点の部品が使用されており、ジャンボジェット機には約100万点の部品が使用されています。ちなみに家庭用のVTRには約1万点の部品が使用されており、その信頼性は99.9%とされています、また、1,600万個の部品が集まったシステムの信頼性は99.5%で、200個に一つは故障する計算になります。つまり、部品数(情報量)が増大するとそれを構成するシステムの信頼性は低下します。しかしながら、人の遺伝子は約3万個あり、人の体を構成しているたんぱく質等はその組み合わせなので、3万の階乗個の部品から成り立っていると考えることができます。これはスペースシャトルの部品数をはるかに上回る数で、この超情報量と情報の形(性質)を人類は扱うことにまだ成功していません。これが意味しているのは、現代科学技術では「ものの生産」に関して限界水準に到達していて、先進国の発展が妨げられる大きな障壁にもなっています。
「もの作り」大国日本の価値は今や不明確で、中国や韓国にその価値は推移しています。また、2004年世界競争力年鑑で日本の国際競争力は23位とランクされ、1993年まで総合首位だったのが各項目で急降格を続けています。更に、各国の国民の豊かさがOECD(Organization for Economic Co-operation and Development: 経済協力開発機構)加盟30カ国から発表され、日本は総合で14位となりました。ちなみに、上位5カ国はルクセンブルク、ノルウェー、スイス、デンマーク、スウェーデンの順で、先進国7カ国に関して、米国は7位、カナダは8位、フランスは15位、ドイツは16位、イタリアは18位、イギリスは20位でした。これは平均寿命、失業率、経済成長率などの指標を総合評価し、世界銀行がまとめた18の社会・経済指標をもとに環境、マクロ経済などに分けて各国の国民の豊かさを評価した結果によるものです。先進国日本が最も上位にランクされたのは健康の分野で4位、その次が文明の8位となり、気になる分野としては教育の23位が目立ちました。上記のような世界指標をどの程度の日本国民が認識しているかは不明ですが、豊かな技術大国日本は今日健在ではないのかも知れません。
最後になりますが、ハードパワー(hard-power)からソフトポワー(soft-power)への変換が日本には必要で、「もの作り」国家(ハードパワー主体系)から知的産業国家(ソフトポワー主体系)へ社会体系を進化させられるかが今後の大きな課題かも知れません。ハードパワーでは軍事力や製造力が代表的で、ソフトポワーの代表としては文化、精神、国民性等が上げられます。日本のソフトポワーは終戦後に他国の政策により衰退したようにも思えます。その結果、日本の教育水準が世界の23位に位置づけられていることは何を意味しているのでしょうか。恐ろしいのは、このような現実に危機意識が薄く、価値と本質の見極めが行えない社会現象が蔓延しているここ最近の日本の社会機構かも知れません。豊かな国日本が次の世代に継承されるように国民一人一人が日本のソフトパワーを理解して、日本の知的ソフトポワー育てることが最大の国際戦略なのかも知れません。
2008/09/12

執筆者: shino (1:37 am)
前回,QOLは主に健康・経済・社会関係(人間関係)の3側面から研究されていることに触れた.健康面では生活習慣や栄養摂取と身体機能,罹病,主観的幸福感との関連,経済面では高齢期の就労と家計,年金と暮らし向き評価など,定量的データに基づく様々な結果が明らかにされてきた.
社会関係面に関しては,友人や仲間との接触の多さが身体機能低下を抑制するなど,有意義な知見が示されているものの。。。。。。。友人と仲間の違いなど,測定指自体が曖昧な為,他2側面に比較して遅れを取っている.

現在,この曖昧さの中身を明らかにする為に,過去の研究整理を行っている.関連文献を読み漁り,整理していくわけだが,正直なはなし先が見えない.
なので,今回は少々寄り道して,私が定年退職者向けの地域デビュー講座や生きがい探し講座でQOLを説明するために使っている「SSチョイ悪シニア度テスト」を紹介したい.QOL≒Successful aging,つまりチョイ悪シニア=年を重ねても自分らしさを貫き続ける人とし,今までの調査結果に基づき作成した指標である.結果も併せて載せたので,まずはご自身で試してみて欲しい.その上で,ご意見を頂ければ幸いである

SS式チョイ悪シニア度テスト(簡易版)
`そう思う`と感じる項目はいくつありますか?
  ①職場での肩書き以外に看板を持っている
  ②職場以外で,仲間(家族は除く)と呼べる人がいる
  ③頭で考えるよりも行動する
  ④好奇心旺盛である
  ⑤楽しいと思う事が2つ以上ある
  ⑥⑤で応えた事柄について30分以上語れる
  ⑦資産を自分の楽しみに使うのは当然だ
  ⑧子供との同居には抵抗感がある
  ⑨パートナー以外の異性の友人がいる
  ⑩死ぬまで男(女)であることを意識し続けたい

SS式結果
ちょい悪シニア度:低い  1~3個  こうなりたいと思う人物像を探す
:中程度 4~7個  より自分らしく生きる事を追求
:高い  8~10個 極悪シニアにならないよう注意
2008/08/31

執筆者: shino (11:12 pm)
老年学(Gerontology)という分野をご存知だろうか?
医学,看護学,経済学,建築学,政治学,心理学,社会学といった異分野が,幸福な老い(Successful aging)の追求というテーマに取組む学際分野である.
幸福な老いという抽象的な概念はQuality of Life(以後,QOL)と同意に捉えられることが多く,健康・経済・人間関係という側面から,様々な研究蓄積がされてきた.
この3側面の中で一番,定量的な把握が困難で奥深いのは人間関係ではなかろうか?
現在,著者はこの人間関係の魅力にはまりこんでいる.

個人が他者との間に取り結ぶ人間関係,これを社会関係(Social Network)と呼ぶ.
これまで行われてきた多くの高齢者の社会関係に関する研究は,寝込んだときのお世話,ちょっとした用事を頼める他者といった「手段的支援」に関する研究として行われてきた.この為,子供や配偶者といった親族関係に焦点が当てられてきた.他方で,心配事や悩みを聞いてくれる他者といった「情緒的支援」が高齢期の幸福感に影響を及ぼすとする視点から,友人といった非親族関係への関心も高まっている.
しかし,日常的な交流を考えたとき,「手段的支援」や「情緒的支援」の授受を行っている他者の占める割合は一部でしかない.一日になんらかの接触をする他者を思い浮かべると,よく見かける近所の人,犬の散歩仲間,同じサークルのメンバー,診療所の待合室でよく会う人,行きつけのお店の店員など様々な人が存在している.これらの人々とは,寝込んだときのお世話はもちろん,悩みを話すことも無い.だが一緒にいると楽しい,名前は知らないけど会えば話をする,挨拶はするなど,高齢期のQOLになんらかの影響を及ぼしていることが推測される.

住んでいる地域に顔見知りが増えることで地域を居場所と感じられる仕事以外の関係の希薄な定年退職者,かかりつけの薬局でいつもの薬剤師に世間話をすることを日課にする一人暮らし高齢者など.存在の認知が安定や安心といった感覚に肯定的な効果をもつことが考えられる.現時点で,「手段的支援」や「情緒的支援」の授受を行っていない他者に関する研究はほとんど行われていない.著者はこの社会関係のダークマターに位置付けられる部分を明らかにすべく無謀な取り組みを続けている.この取り組みの一端を(社会調査での失敗も含め),老年学ミニ知識を交えつつご紹介していきたい.

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